本当に幸せ…


平凡でいいから幸せな家族を築きたい…


心からそう思った。



父と母に家には帰らないと言う話をした。

どうしても晧覬と一緒に子供達を育てたい事と晧覬と離れたく無い事を話した。



【瑠璃…三つ子なんだから一人で育児は絶対に無理よ…家に帰ってきなさい。】


と言う母…


【瑠璃!晧覬君だって仕事が忙しいと言うのはお前も解ってるはずだゾ!】

と言う父…


…………………。

やっぱりダメか…

俯いてると…


「俺が瑠璃姉の家に手伝いに行くから大丈夫だよ!」

と言う響。



えっ?


思わず顔を上げて…

響が家に?

どう言う事?



首を傾げると…



「みんなで決めたんだよ!瑠璃姉は必ず晧覬兄の所へ帰る!って言い出すからみんなで晧覬兄と瑠璃姉のサポートをしょう!って言う話に成ったの!」

響が晧覬や私、父や母を驚かす発言をした。


みんなって?…



《僕達だよ!!》



はい?

晧覬と二人で顔を見合わせて…



昴を筆頭に…

琉偉、隼人、剛志、蒼空、涼、凌汰…


ズイっと出て来た。


えぇ~ぇ!!


みんな満面の笑顔を晧覬や私、父や母に見せた。