そう言う訳にもいかず普通にお願いしますと言うと…


【昴と二人で話をして決めたんでね…。それにもう準備も出来てしまったんで…】

と困った顔をして言う昴パパに…


〔解りました。昴とおじさんの好意を有り難く頂戴します。〕

と答えた晧覬…


…………………。

いいのか…

昴と昴パパの好意を無視するのも出来ない事だし…


〔おじさん。部屋は有り難く使わせて貰いますが退院時の料金はちゃんと貰って下さい。それが条件です〕

晧覬は昴パパにはっきり言った。


【解りました。部屋の使用料は通常の部屋と同じ様に頂くと言う事でお二人が納得するのであれば…】


晧覬はありがとうございます。と昴パパに返事をした。



昴パパと少し話をして理事長室を私達は後にした。




昴が総合受付の所で待ってた。

『瑠璃ちゃん予定日を過ぎて不安だろうけど不安がっちゃダメですよ!いいですか?お腹の子はお母さんの気分とかに左右されます。瑠璃ちゃんがドン!と構えて無いと』

昴が言うと…


〔そうだよな…。瑠璃は心配性だから…瑠璃が不安がってるから子供達が怖がって出て来るのをきっと拒んでるんだろうな…〕

晧覬まで…