【今日二人をここに呼んだのはね…。】


二人して生唾をゴクンと飲んだ。


【瑠璃ちゃんの部屋の説明と生まれて来る三つ子ちゃんの事に付いての話なんだよ。】

と言う昴パパ…


私と晧覬は二人で顔を見合わせ…


みっ!
みっ!
三つ子って!!


……………………。

そうだよね…
ここは昴パパの病院だから…
昴パパの耳に入っても仕方が無い…


はぁ~と溜め息を吐くと昴パパが…



【心配はいりませんよ!ご両親には三つ子だと言う事は内緒にしてあります。昴からも絶対に内緒と口止めされてましたからね。】


その言葉を聞き晧覬も私も安堵した。



【でも三つ子だったとは僕も正直、驚きましたよ。それに両親にサプライズなんて普通は考えませんからね。お二人の気持ちが良く解りますよ。】

と言う昴パパ。



一通りの部屋の説明設備などを聞き子供と一緒に居れる様にベットも用意してくれると言う話だった。

看護師も随時待機させる事と三つ子の為にヘルパーさんを付けてくれると言う事。

あり得ない尽くしだった…


晧覬が待遇が良過ぎるので普通にして欲しいとお願いすると…


【これは私からのお二人へのプレゼントだから受け取って欲しい…。】

昴パパに言われた。