予定日をもう2日も過ぎてる…
子供達は生まれて来る気配が無い…


先生が普通三つ子などは早産に成りやすいから私は珍しいと言われた。

私が珍しいんじゃ無くて子供達が珍しいんじゃ無い?と私は思う。



先生はよっぽで子供達は私のお腹の中に居るのが好きなんでしょうね。とクスクス笑って言ってくれるけど…

余り長くお腹の中に居てると良く無いのにと不安に成ってた。


先生は三つ子だから気にしなくていいと言ってたけど…


一週間とにかく様子を診ると言う事で毎日、毎日、病院へ通って来てますが…



昴は正式にうちの専属医師に決定したけどまだこの桐生総合病院…桐生パパの病院に勤めてる。


今日は桐生パパに晧覬と二人で呼ばれ診察が終わってからでいいと言う昴パパの言葉に甘えて今、理事長室に二人で向かってる最中なんですが…


長い廊下…


理事長室の前に到着して扉をノックしてドアを開けた。


《失礼します。》

部屋の中に一歩入り晧覬と二人で頭を下げ挨拶をする。


【晧覬君。瑠璃ちゃん。そんなに堅苦しい挨拶は抜き!抜き!早くこっちに来て座りなさい!】

昴パパは笑顔で対応してくれた。