エレベーターで地下に降り駐車場を歩き一番奥まで来ると赤外線センサーをポケットから取り出し『ガシャ』と扉のロックが解除され助手席側を開け乗ってと言われたので素直に乗ると藤堂さんは運転席側に回り運転席に座ると鞄から車のキーを取り出しエンジンをかけ車は徐行し始め地下駐車場から野外に出た。
運転しながら…
〔瑠璃は何が食べたいのかな?〕
そう聞かれても…
〔僕がいつも行ってるお店でいい?〕
そう聞かれて私はそこでいいよ。と答えると藤堂さんは…
〔じゃ決まりね。〕
藤堂さんなんか楽しそうなんだけど…
私の気のせいかな?
私は外の景色を眺めていた。
〔瑠璃?どうしたの?気分でも悪い?〕
違うよ…
なんで?
〔瑠璃がずっとそっちを向いてるから…〕
あっ…
ごめんなさい…
つい車に乗ると外を見てしまう癖が…
そう言うと…
〔なんかさ…哀しい目をしてたから気に成ってね…〕
…………………。
貴方はどこまで私の過去を覗いてるの?
知ってるの?
そう聞きたくなる…
藤堂さんが私の過去を知る訳がない…
私の過去…


