ねぇ~ってば!


あまりに五月蠅くてしつこいから…


静かにして貰えません?仕事が捗りませんから…

そう言って顔だけ向けると…



すんげぇ~可愛い!
めちゃ俺好み!

ねっ!
ねっ!

何て名前なの?

歳いくつ?

そんな所で仕事なんかしないで一緒にこっちで俺達と遊ぼうよ!



はぁ~
溜め息を吐くと…



ねっ!
そんな所で居ないでさ俺達と一緒に…

〔瑠璃はお前の所なんて行かねぇ~よ!それにこいつは俺の奥さんなんだよ!てめぇ~人の奥さんを勝手にナンパしてんじゃねぇ!〕

超不機嫌モードの晧覬がいた。



声を掛けて来た主は晧覬の威圧感に負けオズオズとその場を去っていった。





〔瑠璃お前一体なにやってんの?〕

……………………。
いや…
見れば分かるでしょう?
仕事ですよ!
仕事…


〔なんでお前ナンパされてる訳?〕

私にも分かりません…

ずっと下を向いてる私に昴さんが…



『晧覬。瑠璃ちゃんが悪い訳じゃ無いんだからさ…。瑠璃ちゃんにそんな言い方しちゃダメじゃ無いか…』

昴さんが溜め息を吐き晧覬に言う。



〔瑠璃?お前さ自分の事ちゃんと自覚してる?〕


自覚?
何を自覚するの?