私は白鷺さんの言葉を聞いて顔を上げ…

白鷺さんを見ると白鷺さんが腕を延ばし私の目のまだ零れない涙を指で飛ばした。


私は一瞬なにが起こったのか?分からず固まってしまった。

白鷺さんは藤堂さんに女性を…瑠璃さんを泣かすなんて最低ですよ…そう言った。


藤堂弁護士はバツの悪そうな顔をして私に向かって…

〔言い過ぎたな…悪かったよ…〕
そう言った。


私も…
私こそ何も知らないで偉そうに言って本当に済みませんでした。と頭を下げた。



父と白鷺さんは二人を見て良かった~と胸を撫で下ろしてた。



これが地上最低!最悪、我儘勝手男。
藤堂 晧覬との出会いだった…。