茉莉さんは晧覬に向けて言った。


「真鍋さん?貴女はここで何をされてるんですか?」
白鷺さんの声…


私は思わず顔を上げると白鷺さんが茉莉さんに声を掛けてた。


「遠藤先生が貴女を捜してましたよ。仕事をほったらかしで出掛けてしまったり途中で居なく成ったり…と遠藤先生が困ってましたよ。そんな事をしてたら貴女は解雇に成りますよ。ちゃんとして下さいね。僕は弁護士である前にここの息子でもあるんですから…。それを忘れ無い様にして下さい。」

白鷺さんは茉莉さんに話をした。

そして…

「僕達は仕事が終わったんで晩ご飯を食べに行くんです。貴女はまだ仕事中なんでご遠慮して下さい。」

白鷺さん…


『分かりました。仕事が終わればご一緒させて貰います。』
では…
失礼します。

茉莉さんが頭を下げそのまま自分の部屋に戻って行った。


はぁ~
私が溜め息を吐くと白鷺さんが…
「瑠璃ちゃんも大変だね…。晧覬さんモテるから…。」

はぁ~ぁ…
気のない返事をすると白鷺さんが
「僕なら上手くやるんだけど…晧覬さんはそんなタイプじゃ無いからね…。」

すかさず…

〔俺をお前と一緒にするな!
でも助かったよ。
サンキューな!〕