年上お姉さま

それからお姉さんと話をしながら
昼ご飯を食べるのが日課になり
夕方になれば、俺が終わるのを
待っていてくれてた。

俺はサービスで練乳たっぷりのイチゴかき氷
を持ってお姉さんの所へ走った。

夕日に照らされるお姉さんの横顔は
凄く凄く綺麗で、でもどこか悲しげな
瞳をしていて…

俺はどんどんはまっていった。

ねえ、名前は?何歳?何してるの?
何で悲しい顔してるの?
…好きな人は?彼氏は?

聞きたい事は山ほどあるのに
何にも聞けなかった…

近づきたいのに、触れたいのに
うまくかわされてなかなか縮まらない
二人の距離…

はあ…余裕なさすぎだろ、俺…

そんな生活が一週間続いたある日。