年上お姉さま

次の日も、お姉さんは海にきて
かき氷を買いにきた。

「イチゴすか?」

「そうだよ、よく覚えてるね」

「今日は、昨日の人達と?」

「ううん、一人!」

一人…これは、絶好のチャンスだ!

「あの、俺もうすぐ昼休憩なんで…」

「溶けちゃう!かき氷、早く!」

「え、あ!すみません!」

お姉さんにかき氷を渡しながらも
うまくかわされた事に気づいた…

「ありがとう」
お姉さんはかき氷をもち、砂浜へと歩き出す。

「くっそ〜」
と言いながら俺は、カウンターにうなだれた。