年上お姉さま

初めは、無愛想で何だこの人とか思った

練乳たっぷりのかき氷が好きで、
笑顔が綺麗で悲しい横顔をする
アナタにどんどん惹かれた。

「ねえ、そのサングラスちょーだい♡」

「は!?これ、高かったんだからな!大事にしろよ!」

「やった!ありがとう!似合うー?」

俺のサングラスをさくらがかける。
小顔なさくらに余る位のサングラス…

「似合わねー。笑」

「うるさいな!」
さくらはいじけて、かき氷を頬張りだした。

俺はオレンジに染まった海を見つめる

「海斗君!」

さくらに呼ばれ俺はさくらの方を向いた

ちゅっ!

唇に甘いイチゴが広がる。

「私、来年も探すから。チャラそうで、バカそうで、キラキラ輝く金髪を!」

「おいこら、笑。チャラそうとかバカとか…」