年上お姉さま

「まり!?なんでここに?」

お姉さんの友達…かな?

「人見知りのあんたが買い出し行くって言い出すから、おかしいと思って後をつけてきたの♪」

まりさん?はニヤニヤしながら、
俺の顔をじーっと見てくる。

「イケメン君目当てだったんだー♡」

「も、まり!やめてよ、ほら行こう!」
お姉さんは顔を真っ赤にしながら
まりさんを引っ張っていった。

「いやー、あの子相変わらず美人だな」

「洋平兄ちゃん!お姉さん知ってたのかよ!?」

「お前去年は厨房の方だったもんな。あの子去年から常連さんだよ」

その言葉を聞き、さらに俺の胸は
締め付けられた。

もしかしたら、去年から見ててくれたの…?