――ドンっ―― 誰かにぶつかった。 「あっすみません」 僕は謝ったが ぶつかった方は走って行ってしまった。 ボーッとしていたら 道の真ん中に立っていた。 (あっやばっ!!! はるに見つかる!!!??) と、 よく見たらはるはいない。 さっきまで いたはずなのに…。 僕は隠れることをやめて、 普通に歩き出した。