水曜日のストーカー


前を歩く彼女。




少し
いやだいぶ後ろを歩く僕。





まるで
いつしかのはると同じ行動をしていた。





…なんとなく
心配で来たけど、
やっぱり一緒に帰ろうとは言えなかった。




そのため、
今こうしてストーカーギリギリの
行動をしている。


ギリギリではなく、
もはやアウトだ。




電柱やゴミ箱の陰、
木や石に隠れながら帰っている。