ー志乃sideー
只今あたしは、お取り込み中、と言うやつの真っ只中である。
梢姉さんから、熱を帯びた視線があたしにぶつかって……。
……てゆうかなんでこんな展開になっちゃったんだっけ???
『未来からきた?!んなアホな~』
って言えたらなぁ~……
でも逆に
『そーなんッスよぉ~!あたし、未来から来ちゃいましたぁ✩』
…………言えるかこのボケぃ
梢姉さんのほうをちらりと盗み見る。
その目は……
真実を全て知っているような目で。
それを見たとたん、あたしの考えはすべて吹っ切れた。
志乃「……梢姉さん……。……そうです。あたしは未来から来ました。」


