ー自室にて




さぁ〜て……


あたしはこれからのことを考えなければいけない


隊士、監察方、医術師として


これからの未来を知る者として


……未来を変えることができるかもしれない人物として……



志乃「(……その前にやらなきゃいけないこともあるんだけど……)」



志乃は部屋の真ん中から少し助走をつけて思いっきり天井目掛けて飛んだ



ドンッ!!!



「うわあっ!!!!」



志乃「あっれぇ……?山崎……せ、ん、ぱ、い」ニコ



山崎「なんやねん!急に!!」




あたしが天井目掛けて飛んだことにより天井の小さな扉があたしを監視していた山崎の顔面に見事にめり込んだ



鼻を押さえて涙目で訴える山崎。


山崎「いったいねん!なにしだすんやこのやろー!!!」



志乃「四六時中監視されている方の身にもなれ。」



え、気づいてたの?!


と言わんばかりに驚いている山崎



志乃「(まぢかよ……)」



あれだれ気配が漂っていれば猿でも気づくだろう



それに気づきもしないのもこれまたバカだ