志乃「さーて、んじゃぁ、藤堂さん、審判お願いしますね〜」



平助「え、あ、俺ですか??」


沖田「おねがいしますね、平助」





コート内に移動するあたしと沖田


久々に思いっきり体を動かせそ〜




志乃「手加減なんてしたらお前、自分が怪我すること忘れんなよ」


沖田「志乃さんもですよ?……そして私を舐めないでいただきたいですねぇ……」






ーーー

ーー平助「……両者構えっ……」



沖田の周りの雰囲気がガラリと変わった


……すごい……


このあたしが気迫に怯むなんて……


なんか……



志乃「(楽しめそうだ……)」




平助「始めッ!!!」



平助の合図と共に飛び出してくる沖田



……ッ!!速いっ!!




でも





ーパシッ!!!



沖田「!!!!!!!!!!!!!!!!」




志乃「隙があるツ!!」




ブンッと大きく脚を回して沖田の鳩尾めがけてかかとを落とす



沖田「……ッとぉ……」


が、間一髪避けられた



志乃「……ふぅ〜ん……やるじゃん」ニコ


沖田「志乃さんも、ですよ」ニコ