志ーこころー 【前編】─完─



「おかしいな」



中岡が言った。



「留守かのぉ・・・」



坂本さんは、そう言うと、自分の顎に手を当てて、なにやら考え事をしている。




あたしはそんな二人から少しずつ距離をとり、やがて離れ、学舎の周りを散策することにした。




すぐ戻るから〜。




心の中で、そう二人に言い置いて。