あたしには頼れる親戚がいなかった。 父さんの葬式の日、ほんとは施設へ行く予定だった けど、 「志乃ちゃん?……これから、おばさんと一緒に住むのよ?いい?」 そう言って、笑いかけたおばさん その人は、あたしのお母さんになってくれた