うっ……だんだん気持ち悪く……………… 藤堂「ねーねー志乃ぉ〜〜……」 志乃「なんだよ」 あーもー、鬱陶しくて適当な返しをしちゃったわ 藤堂「ここは、いいとこだよ?」 とろんとした目をしながらも、一瞬。 その時だけは、ちゃんと目に、理性を灯していた。 志乃「……………………そう思う。」 ちょっとぎこちなくなったけど、素直に、そう思った。 あたしがそう答えると、満足したのか、平助はこてんと横になったっきり、起きなかった。 そしていつの間にか規則正しい寝息を立て始めた。