「南ー!起きなさい!
優くんと流くん、待ってるわよー!」


『んー、わかったー!』


お母さんの声に目覚めて用意を始める。


あたしの名前は、神崎南。

そして、お母さんが言ってた優くんってのが中島優。あたしの幼馴染。


もう一人の流くんってのは、安城流。
これもまた、幼馴染。



「おーい、南ー!」



『はーい!』


制服に着替えて玄関へ急ぐ



「南ー、お弁当持ったー?」

『もったー!行ってきまーす!』


玄関へ行くと優と流が立っていた。



「おっせーよ南!」

「はよ。」



『ごめんごめん。おはよ。』




そうして3人で家を出て学校へ向かう。



「いやーしかし、今日もいい天気ですねー!
快晴快晴。」


「それ、昨日も言ってただろ流。」


「あれ?そーだっけ?」



『そーだよ。ここのとこ毎日言ってるよ。
こないだも雨なのに言ってたし、ねー優?』



「あぁ、確かに言ってた。」



何気ないいつもの会話。


小学から今の高校までずっとこうだった。


何気ない会話しながら3人で学校へ行って
また、3人で帰る。



優と流がバスケで遅いときもあたしは体育館で練習を見ながら待って一緒に帰ってた。



パズルのピースがだんだん崩れていく音に

あたしは気づかない…。