【続】うしろの席の鈴木くん。



ガラガラッー


教室のドアを開けると

いつもの賑やかな雰囲気が

私を迎えてくれたような感じがした



「おっはよー、千咲ー!」


「あー……、うん、おはよ……」



友達が明るく私を出迎えてくれた

だけど今の私には

明るく"おはよう"って返す事すらできない


そのことに対してもの凄く異常に罪悪感を感じる



恋ってすごい

好きな人の存在って大きい


だってそれひとつで、その人の存在ひとつで

私の感情をこんなにも狂わせてしまう