一瞬見ただけなのに、すごい観察能力ね。 青葉は内心驚いていた。 そう考えている間にも沖田は会計を済ましてしまう。 「ここのお店は東言葉でも大丈夫だったよ。はい、これ」 そう言って黒い紐に緑色の花が着いた紐を差し出してくる。 「あの、本当にお気遣いなく」 青葉は困ってしまった。 私は本当に大したことしてないのに。 どうしたらいいかしら。 困っていると、沖田が言った。 「君、僕が恥ずかしい思いして女の子がいっぱいのお店で買ってきたのに、受け取ってくれないの?」