「しかし、この隊士に指図をした隊士はどうする?」 近藤が青葉に問う。 「その方たちには、脱走しない程度に注意をして頂けるとうれしいです」 「分かった。では、解散だ。本当にすまなかったね。城崎さん」 近藤は、もう一度謝ると、部屋を出て行った。 部屋に残ったのは、青葉と、犯人の隊士だけだった。 「本当に、悪かったな」 隊士が初めて謝ってきた。 「いえ、こちらこそ何も知らずに地面に叩きつけたりして申し訳ありませんでした」 「あんたが事情を知らないのは当然だろ?」 まぁ、確かにそうである。