その後、部屋の中では早速青葉についての話が始まった。
「綺麗な姉ちゃんだったな~」
筋肉がこれでもかというほど付いている永倉新八。
「ほんとほんと!大人って感じぃ~!」
小さくやんちゃそうな青年、藤堂平助。
「こんな男の集まりにも、やっと花ができたな」
懐に余裕のありそうな原田左之助。
「皆、無礼のないようにするんだよ」
優しく皆を諭す井上源三郎。
「そうですよ。これからお世話になる人なんですからね」
真面目で頭の良さそうな山南敬介。
「局長。もう部屋に戻っても宜しいでしょうか。刀の手入れの途中だったのですが」
物静かで落ち着きのありそうな斎藤一。
「そうだな。それでは解散としよう」
局長である近藤の言葉で、それぞれが部屋から出て行った。


