「近藤局長の事は、その、助かればやけど、大阪に送ることが一番良いかと思われます。それと沖田さん、あんたもや」

山崎は沖田に目を向けた。

「はぁ?何言ってるの、僕は新選組に残って戦うに決まってるでしょ?」

沖田は近藤の手を握り締めながら反論する。

しかし、山崎は、

「あんたはもう療養せぇへんと長くない。自分で分かっとるやろ?それに、病気の事は周りの人間が気付いてしまうくらい進行しとる」

と言い、沖田が大阪に行くように話しを進めてしまう。 

「副長も、それでええですやろ?」

「あぁ」

遂に土方もそれを認めた。