「策は練ってある。後で皆に伝える」 近藤がそう言うと、皆の表情が引き締まったように感じた。 その夜、青葉は部屋に一人でいた。 きっと、作戦を幹部の皆さんで話し合っているのでしょうね。 私はただの女中に過ぎないから、呼ばれなかったのね。 青葉はその夜、ひっそりと眠りに落ちた。 「伊東さん、今日の夜だよな」 数日後、原田の声が聞こえた。 今日? 何故今日伊東様が? 「近藤さんと土方さんが相手するんだ。上手くいくだろうよ」 原田と一緒にいるのは永倉のようだ。