「約束は出来へんけど、努力は、するかも」

それでも沖田は笑った。

「それで、いいよ」

と。

「笑顔になるためには、夜更かしはいけないよね。じゃあ、自分の部屋に戻っていいよ。お休み」

青葉は沖田の部屋から出た。

「いろいろ教えて頂いて、ありがとうございました」

青葉は一礼して、自分の部屋に戻っていった。

明日はきっと、栄さんのお墓の前で、笑ってみせる。

そう、思いながら。