それにしても、

「うるさいでしょ?」

隣に座る沖田が青葉の心を読むかのように言った。

確かに、永倉という男と藤堂という男の声がとても大きく聞こえている。

食事をしながら口喧嘩しているのだ。

そこに原田という男がちょくちょく口を挟んでいる。

仲が良さそうに見えるのでいつもあんな感じなのだろう。

「賑やかと言った方が、聞こえがいいと思うのですが」

「賑やかを越えてるからうるさいって言ってるんだよ」

確かに、沖田の言葉も一理ある。