「ここで飯を食べてるんだ」

藤堂はそう言うと、部屋の中に入っていく。

どこに座ればいいのでしょう。

「早く座らないと、席取られちゃうよ?僕の隣でいいなら座れば?」

後ろから沖田が声をかけてきた。

そして沖田は席につく。

青葉はとりあえず沖田の右隣に座ることにした。

右側は壁だった。

すると、先程の幹部たちがぞくぞくと入ってくる。

そして近藤の挨拶で夕餉が始まった。

青葉の前に座ったのは斎藤という男だった。

斎藤は左利きのようだ。

武士で左利きなんて珍しいわね。