「見んなよ気持ち悪ぃ。」
思わず、私、佑星をじーっと見ちゃってたみたい。
「相変わらず口悪いね。
そんなんだと彼女できないよ?」
佑星は、すごく口が悪い。
そして、無愛想だ。
「大丈夫。俺がいじめるのはお前だけだから。」
「うわぁー、ひど!! てか、そーいえば私達クラス離れたって知ってた?」
今朝、校門の前の掲示板に張り出されたクラス表を見ると、私のクラスに佑星の名前はなかった。
「知ってる。やっとお前と離れられて嬉しいよ。」
満面の笑みで答える。本当に嬉しそうに見える。だけどここはあえて、怒らないで佑星をからかって遊んでみたくなる。

「とか言っちゃって~♪佑星本当は私とクラス離れちゃってさみしいんでしょ?相変わらず素直じゃないなぁ~♪」
…バシッ!! 佑星に頭を叩かれた。
すごく痛い(泣)
「バカかお前!! 全然さみしくねーよ!! バカは黙ってろ。」

佑星は、何故か顔を真っ赤にして怒ってる。だけど、怒ってるクセに、楽しそうにも見える(笑)
こうして、たまに佑星怒らせるのって、楽しくて面白いんだよね(笑)
佑星とバカみたいなこと言い合ったりするの、本当楽しい。