「いらっしゃいませ」

静かな店内に男の声が響いた。

ギャルソンの格好に

色素の薄い髪、少し異国の血が

混ざっているのか、瞳の色が

不思議な色をしている。


まるで本に出てきそうなほど

完璧な容姿だと思いのながら

一番奥の席へと腰かける。

被っていた帽子を脱ぎ

メニュー表を開く


「お飲み物はいかがなされますか?」

「アイスコーヒーを」

視線は合わせず淡々と注文する。