そしてお昼を食べ、次は体育の時間。
「美海、体育出る?」
「んー、出る」
夏穂は思いっきり顔をしかめた。
「え、マジで?」
「マジで」
「美海、今まで体育出た事あったっけ?」
「……あったっけ?サボりすぎて覚えてない」
「…素直に驚いた」
夏穂は未だ顔をしかめている。
そんなに私が真面目になることが可笑しいか。
ちょっとムッとしてしまうと、夏穂に全力で謝られた。
「たまには体動かさないと、太るし」
ただ、ダイエットが目的なだけだ。
最近全く運動何てものをしていなくて、さすがに危機感を持ってしまった。
体重計に何てもう怖くて乗れない…。
そしてわざわざ持ってきた体操服を持って、夏穂と体育館にある更衣室へと向かった。


