そして一斗にいわれた通り熱いシャワーを浴びると、少しは頭の痛みが治まった気がした。 浴室から出ると、昨日着ていた服が鏡の前に丁寧に畳まれて置いてあったので驚いた。 「………一斗」 そっと服を手に取る。 かなり露出が多く、色も派手なこの服を見て一斗は何を思ったのだろうか。 "自分を大切にしろ" いつか言われた一斗の言葉を思い出し、心臓がぎゅっと掴まれたように苦しくなった。 鏡を見るとアイライナーは消えていて、何とも情けない顔をした自分がただ映っていた。