そして時間ぎりぎりで待ち合わせ場所についた。
夏穂は既にそこにいた。
「ごめん、待たせたっ?」
声をかけると、スマホから視線をあげた夏穂。
「ん?あー、ぜんぜ………ん………」
夏穂は私の姿を見るなり、ポカーンと口を開いてしまった。
「………………え?み、み?」
そんな夏穂は化粧はガッツリしているものの、なぜか清楚系の服を着ていて。
路線変更なのかなー、とぼんやり思った。
でもとても雰囲気が良かった。
そしてたっぷり間を開けた夏穂は。
「……やばい。やっばい!!美海、どうしたの!!何その色気!美人さ!あたしスカート履いてきてくれればいい方なのになぁって心配してたのに!!すごい!!」
早口に言葉を繋げ始めた。
勢いがすごい。
ここまで反応が返ってくるとは思ってなかった……と、一瞬苦笑いが浮かんだけれど。
「高校生に見えないでしょ?」
真っ赤なルージュが塗られた塗った唇を、ニヤリと引き上げた。


