とびっきり露出の多い服を着て、時間のある範囲でメイクも濃く施した。 もうやけくそだった。 どうせなら父と母の嫌いなケバケバしい恰好でも、と今までの自分で一番派手な自分を作った。 この前買ってもらったブランドの新作バッグを手に取る。 そしてお父さんに声をかけずに、高いピンヒールを履いて家を出た。 カツカツと音がうるさく響いているけど、それも気にせずただ早足で歩く。 待ち合わせの時間は、もうすぐだ。