「鈴音…」

そうボソりと低く呟いてまだ幸せそうに眠る彼女の血色の良い小振りの唇を自分の唇と重ねた

「ん…?んぅ…!」

目を覚ました鈴音は驚きと息苦しさで口を開く。
その隙を見て舌を入れて絡ませた

「ちょっ、歳三さっ…ん…」

戸惑って顔を真っ赤にしている姿が可愛いくて。

「おはよう。目、覚めたろ?」

やっと離した唇をペロリと舐めてそう言うと

「あ、おはようございます…ってもう!歳三さん!」

可愛く頬を膨らませて、怒る彼女の声が俺の耳をくすぐった

【土方side 終】