目の前には歳三さん
着ていたものがはだけ、その下から覗く薄く割れた、でもがっしりとついた筋肉がほんのりと汗ばんでさらに彼の男らしさや魅力を掻き立てる。

ドキドキと鳴っている自分の心臓がうるさい

「鈴音…」
そう呟いて彼は私の着物に手を掛けた
この静かな夜の部屋に、聞こえるのは二人の息遣いと布が擦れる音だけ。

「綺麗だ…」
スルリと帯を解かれ、身体があらわになった私を見る
漆黒の綺麗な瞳が、熱っぽいその視線が、私を貫く

「は、恥ずかしいのでそんなに見ないでください…」

「どうしてだよ。こんなに綺麗で愛しい奴の体を見ない訳にはいかねぇだろ」

歳三さんは唇を私の耳に寄せて、そのまま口付けをした