「寧々様、ほんとにこの着物貰ってええんどすか?」 やっと帰ろうとなったとき、寧々様は今身に着けているもの全部持って帰っていい、そう言った。 「当たり前どす。鈴ちゃんに着せるために買った物やから…」 「有難うございます」 「…鈴ちゃん、愛する人がいるってことはとても幸せなことよ。私はいつまでも鈴ちゃんの幸せを願ってる」 そう微笑む寧々様はとても綺麗で、その言葉は私の胸に深く刻まれた。 「私も、寧々様の幸せを誰よりも願っています。また、会いに来ますね」 「待ってるわ」