真っ暗闇から月明かりに照らされて覗いた顔を目を凝らして見つめる

「...!あなた、あの時のお客さん!?」

そう、あの時私を見つめていた、黒髪を結い上げたあの男だった。

「...ず...す、ず...俺の鈴」