コホン、と咳払いをして
「ここは新撰組の屯所だ。改めて、俺は新撰組副長、土方歳三だ。」

「僕は一番隊隊長沖田総司。よろしくね、鈴音ちゃん」
私をおぶってここまで連れてきてくれた沖田さんは茶色い猫っ毛の髪をゆらして微笑む。

「...斎藤一だ。三番隊隊長をしている。」
少し長めの暗髪を束ね、落ち着いた雰囲気を出している。

「俺は八番隊隊長、藤堂平助!平助って呼んでくれよ!よろしく、鈴音!」
ふわふわの茶髪をした平助君はまるで夏の向日葵のような元気な笑顔を向けてくれた。