「この中に、もう一人のちっせえ命があるのかー」

「そうですね…」

「鈴音。ありがとう。お前も、俺らの子供も、絶対守る」

「ずっと、傍にいてくださいね?」

「当たり前だ」

歳三さんは突然立ち上がって私に向かって手を伸ばす

「?どうし…きゃっ」

目の前の景色がぐるりと変わる。私は一瞬なにが起きたのか分からず瞬きをした

「愛してる」

私を抱き上げた本人は幸せそうな顔をして永遠の言葉を告げる

「私も、愛してる」

抱き上げられたまま、2人の唇が重なった