和やかな雰囲気の中、
廊下を歩く音が私達の部屋の前で止まりバシン、と音と共に戸が開く

「おはよー!幸せなお二人さん、朝ご飯出来てるよ〜」

「沖田さん」「総司…」

「あ、なんだ、副長がまた鈴音ちゃんを押し倒してるのかなーって期待して…た…嘘ですごめんなさい」

ふと隣を見れば鬼の形相で沖田さんを睨んでいた。

「はっ、残念だったな」

「ぅ…ぁあ!朝食でしたよね!…ごめんなさい、ぐっすり寝ちゃって…」

いつもは私がやってたのに…そう申し訳なさそうに言うと、気にしないで〜と笑う沖田さん。

「っ、やべ!思い出したらまた笑えてきた〜」

お腹を抱えてケラケラと笑い出す彼を見て私達2人は状況が分からずついていけない

「何かあったんですか?」

「ん〜?いやね…あーご飯の時に話してあげる」