「えっ?あ、あの、そうちゃん……?なにして…」 「…何って、付き合ってる男女が二人きりになってるんだ。……そんくらいわかんだろ?」 いつもよりそうちゃんの目が冷たくて、私は少し怖くなる。 そしてそうちゃんは、私の両手首をぐっとベッドに押し付けた。 なんか、そうちゃんが別人に見える。 「そ、そうちゃん……やだ、離してよ…」 振り払おうと腕を動かしてみてもびくともしない。 これが、男の力なのだと改めて知った。