好きのさようなら。


あ、病院って広いなぁ。



病院着の多いなー



なんか…新鮮


看護師「次、佐々倉さーん!診断室までどうぞー」



あ、私だ


緊張するなぁー



-ガラガラ




愛美「失礼しまーす…」

医者「えーと、佐々倉さんですね?今回は頭痛っと。えー…いつからですか?」



いつからだっけ?
えーと…


丁度、今日で一ヶ月かな?



愛美「一ヶ月程です…」


医者「では、レントゲンで見て見ますね。えー…」


何か、色々緊張した


レントゲンなんて大袈裟だなー



どうなんだろ。



医者「結果は、ですね…」



え、何か雰囲気重くない?


愛美「はい…」



医者「誠に申し上げにくいことなんですが、脳にガンがあります。
もう、取り除くのも難しく、治らない可能性も大きいかと…
それと、精神的に体も病んでて、非常に大変な事態かと…」


愛美「え?…」




ガン?

治らない?

大変な事態?



ははっ。


何か、わけわかんないや…


医者「あの…手術もできます…が」



愛美「ちょっと考えさせてください。」





どうやって帰ったかも覚えてない。



医者とも何を喋ったか後の方の記憶ないや…


これから、どうしよう。