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「以上で朝のホームルームを終わる。あ、ちなみに先生彼女募集中だからな。JKとか気にしないぞ。どんとこい。先生はいつでも職員室で待ってるぞ。」
真顔で言う先生に皆は爆笑。
あたしはそんな光景に呆れたが、さっきの失敗の事を少し忘れられてよかったと、少し先生に感謝した。
授業までの十分間の休み時間。
あたしはぽけーっと外を見ていた。
、突然目の前が黒く染まった。
何事かと困惑していると、背後で声がした。
「だーれだっ!」
「……うさぎ、くん?」
「せーいかーい!」
後ろを向くとそこにいるのは満面の笑みを浮かべているうさぎくん。
あれ、なんでうざぎくんはここにいるんだろ。
さっきいろんな人に話しかけられてた筈じゃ……。

