「あー、双月と橘、その、な。先生お前らの関係に口出しなんかしたくないが、な?せ、席に付けよ。」 「ふ、ふぁい!」 ガタタン! ビックリしてうさぎくんの方を向いていた体を前に向き直すと、椅子が音を立ててひっくり返った。 なにこれ、めっちゃ恥ずかしい! 少し冷めた頬もふたたびほてり出してきて、もうどうしようもなくなってしまって、ふと周りを見ると、 双月さんうけるー、すごいこけ方してる、と、入学して初めてと言えるくらいの注目を浴びていて、この空間にいるコト自体が恥ずかしくなってきた。