好き!…嘘、大好き‼︎

余裕なさそうに、私に告げる

「でも、今日、祐介と話して思った。私…祐介じゃなきゃだめだって」

傷つけるのは分かってる。
でも、嘘をつき続けたとしても、いずれかは、一真を傷つけることになる

「ごめん。俺、知ってた。いつか、こうなるって思ってた。でも実際なってみっと、やっぱキツイってゆーか…」

それだけ、おもってくれてるってことだよね…

「ありがと、ごめん…でも、わたし…一真に出会えてよかった‼︎」

そう言って微笑むと、一真もほほえみ返してくれた

「行ってこいよ。祐介のとこ。幸せにな」

「うん‼︎ありがと」

そう言い残し、急いで一真の家を出る

…一真の家の前には祐介の姿

「ちょっと…心配でさ…」

そう言い、照れ臭そうに顔を隠す祐介


「ちゃんと、けりつけてきたよ…」

そっか、と言って、優しく微笑む