「今度から気ぃつけろよな」

そう言って頭をわしゃわしゃと撫でる祐介

これ、祐介の癖だったよね

いつも乱暴に頭撫でてくれたよね

「じゃーな」

「また、明日」

この時、私は何も分かってなかったんだ

祐介がどんな思いで、莉子ちゃんと付き合ってたかなんて