好き!…嘘、大好き‼︎

その瞬間、唇に生暖かいものが触れるのが、ハッキリわかった

角度を何度も何度も変えながら、リップの音を響かせる



唇から、生暖かいものが離れた

一真は、少し照れたような顔で、私をみた


逃げ場としてくれていい…

その言葉が、私にはすごく嬉しかったんだ


弱かった私は、逃げてしまったんだろう